仮面ライダー電王が終わった。すでに先週の話になってしまったが。
最近は特撮ネタを書いてこなかったけど、もちろん最初から見てましたョ。
最終回もリアルタイムで見てたけど、録画分で2回目を視聴したので、改めて全体を含めた感想を書いてみようかと。
最終回とは言っても、ストーリーが進むワケでもなく、全体のほぼ8割がバトル編。でも、盛り上げ方は尋常じゃなかったっすね。Aパート最初の良太郎がモモタロスに望みを言うシーンあたりから正直涙目。つうか46話のお姉ちゃんの告白、47話、48話のキンタロス、ウラタロスの下車シーンでも涙目になってました。年取ったせいですかね。
電王ライナーフォームとモモタロスが並んでいるシーンは、燃えると同時に高岩さんはどっちに入ってるんだ?なんて考えてたりして。群がるイマジンたちと最強イマジン。そして「この時間」の崩壊のシーンでAパート終了。アバンからここまで正味7分。短ッ!
Bパート開始間もなく、デンライナーからモモが現れるのはともかく、ウラとキンまで登場! まあ予想はされてた展開ですが、ずいぶんあっさり出てきましたね。おまけにジークまで連れてこられて(笑)。このあたりから、今までちょっと悲壮感のある雰囲気から、一気にお祭り気分。確かにライダー2人とイマジン6人だから、映画の時より多いし。
ゼロノス&デネブの「最初に言っておく!」、リュウ、キン、ウラ、モモと順番に各フォームへ変身&名乗り、そして俺の必殺技ファイナルバージョンの決めポーズは「俺、参上!」だし。ここらへんの下りはシビれましたね。
最強のデスイマジンを倒し、これでめでたしめでたし、と思った瞬間に全イマジンの消滅。モモたちやデネブも消えて、悲しみに暮れたかと思ったらひょっこり隠れていて、どっきりカメラかよ!と全国1000万人が突っ込んだんじゃないかと。それでも、侑斗が泣きながら椎茸ご飯と食べているところでデネブが戻ってきたシーンは、バックにオーナーの名セリフがあったこともあって、何回見ても泣けます。mixiのキーワードランキングでも、「デネブ」が単独5位になるだけはありますな。
そしてラストシーン。
モモ「また会おうぜ!」
良太郎「いつか、未来で。」
この言葉で、全てが綺麗に収まったと思う。
桜井は消え、侑斗は桜井と別の時間を生きる(ややこしいな)。良太郎はデンライナーを降り、ハナやモモたちはデンライナーに残る。確かに別れという形ではあるけれど、それは未来に希望を繋げる、悲しいものではない。その証拠に、最後のモーションの回転方向が、今までは時計の逆方向だったのに対し、最終回は時計の順方向になっているのが、それを暗示している。
ストーリーが終わってもまだ謎は残っているし、それを求めるような作品でもないのでツッコミを入れるつもりもない。あえて脳内補完をするならば、
【ハナ】
桜井と愛理の子供であることが判明したが、イマジンに存在を知られないようにするため、良太郎の記憶から消された。つまり34話のピアノマンと同じ状況にある。良太郎が赤ちゃんの存在を思い出したのでやがて復活するが、今はまだ時間の修復中のためデンライナーに残っている。
【桜井侑斗】
現在の桜井侑斗は最後のカードを使い切り、姿を消した。しかし40話で、特異点ではないため時間はかかるが復活したとうことならば、今回もしばらくした後に復活すると思われる。ラストで愛理が記憶を取り戻しているので、少なくとも消滅することはない。
過去の桜井侑斗は現在とは別の時間を生きることになり、いわゆるパラレルワールドの住人となった。その世界にたどり着くまで、ゼロライナーで旅を続ける。
【イマジン】
特異点の記憶に残ったため、消滅することは無くなった。47話でモモとリュウがデンライナーの外に出られるようになったのはそのため。砂化しそうになってたのは、本来の創造主たるカイの存在が危なくなっていたから。
【カイ】
特異点でありながら記憶をもたない存在だったのは、おそらくイレギュラーに誕生した特異点だったから。できればハナと双子になって、救われるエンディングだったら理想的だったのだが。
なんて書いてみたけど、所詮は妄想っすね。
ともかく、これだけ笑って泣けた仮面ライダーは初めてでした。イマジンたちは、みんな愛すべきバカばっかりだし、最後にちょっとホロリとするストーリー。思えば1話から最終回まで、どのエピソードもこの要素が欠けることは無し。だから、見終わった後がとても爽やか。ここら辺が人気の秘密じゃないかと。
Vシネ制作も決まったらしいので、まだまだクライマックスは続くぜ!
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